銀行は 入金や出金 振込・両替など取扱っています。
毎日 3時にシャッターが閉まると いっせいに勘定を合わせます。

★銀行豆知識:勘定が合うとは 日中のお金の入払が正確に行われているかチェックすることを言います。
勘定が合うこと・・・ゴメイ(御明算)
勘定が合わないこと・・・イサン(違算)

いつものように 現金を合わせていると
「あれ 100,000円多い? 1万円札で10万多い・・・」

同じ違算でも 罪の重さ・軽さがあり
現金が多い時は お客さまへ少なくお渡ししているため 罪が重く
少ない時は 多くお渡ししているため 少し罪が軽いのです。

「もう一度 合わせてみよう」
・・・?
・・・・・?
「やっぱり合わない・・・・・・・?」
「課長 1万円で10万現金が多いです 2度確認しましたが イサンです」
『目を変えて確認したらすぐわかるよ 加藤さん 現金確認お願いできるかな』
『はーい』


・・
・・・
・・・・
・・・・・
『課長 1万円で10万合いませんよ〜』
『そうか 全員 伝票確認しよう』
ここまでくると 完全に現金が合わないモードへ

本日のイサンは現金大

(現金大:システム上の勘定合計額より 現金が多いこと)

30分ほどで 全員の伝票確認しても 一向に判明しない
入社3年目にして 初のイサンに心臓バクバク

『合わないの1,000円で 1束じゃないかな』
『千円は 合ってますよ〜』
『じゃ 違うか・・・なんだろうね』
「もう一度 伝票と端末確認します」
『私も 確認するね』
『私も』
『私も〜』

『課長 打ち合わせがあるから 先に出ちゃうけど大丈夫』
『支店長 判明すると思うので 大丈夫ですよ お疲れさまでした』

無情にも 時間はどんどん過ぎていき 気がつくと夜中の11時

『そろそろ 終わりにして明日探そう』
「課長 最後にもう一度 伝票確認します!」

「あれ・・・山崎商店さんの伝票がない」
「課長! 山崎商店さんの伝票がないです 今日 来店されたのに」

『よし 防犯映像確認しよう』
全員で 小さな画面を凝視

『何時頃 来店されたか覚えてる』
「混み合ってる時間だったので お昼頃だと思います」

・・
・・・
・・・・
『いた』
『ここからは スローで』
『現金出しましたね』
『うんうん 出してる』
『出してるね〜』
『これで決まりだね 明日朝一で 電話しよう
 遅いからみんな片付けて帰るよ』
『は〜い』
「はい」

後ろ髪引かれながらの帰宅

『おはようございます 銀行です 山崎商店様 朝早く申し訳ございません
 昨日 ご来店いただいた際 謝って伝票をお返ししていないか
 確認させて頂けますでしょうか』
『あーはいはい ちょっと待っててくださいね〜』

・・
『あ〜 あははは 伝票残ってます〜』
『ありがとうございます
 現金お預かりしました際 ご入金を失念しておりまして
 ご迷惑をお掛け致しまして 大変申し訳ございませんでした。
 これから伝票をお預かりに伺わせていただいて宜しいでしょうか』
『珍しいわね 忘れちゃうなんて
 後で 銀行に行く時に 持って行きますよ〜』
『昨日のご入金分を すぐに処理させていただきますので
 こちらから伺わせていただきます』
『あらそう じゃ お待ちしてますね〜』

『よかったね お客さま判明して よく覚えていたね』
「課長 ありがとうございました 本当によかったです ホッとしました」

読んでくださってありがとうございました。
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